2011年9月23日金曜日

台風一過

 思わぬ災害をもたらした台風が去り、晴天の秋空の下 南中学校の運動会に行ってきました。

子ども達の明るい声、大きな声を聞くと ほっとするのはなぜでしょうか。

 今、10月5日から始まる長久手町議会定例会の一般質問、発言通告書を作成中です。

改めてこの地域の将来の発展について、様々な資料を手に考えているところです。

2011年9月16日金曜日

総務まちづくり委員会視察報告書

9月16日提出期限の視察報告書を以下の内容で提出しました。
是非一度読んでみてください。



平成23年9月13日

総務まちづくり委員会視察報告書
              長久手町議会議員 岡崎つよし

① 滋賀県 彦根市市議会  平成23年8月17日(水)
  琵琶湖と鈴鹿山系に囲まれ豊かな自然に恵まれ、彦根藩35万石の城下町という歴史遺産も持つ彦根市。当然 観光事業に力を入れ それによる市の財政も大いに関連するところ。彦根城入山者数の推移資料をみると 昭和38,39年にテレビ放映の大河ドラマの影響による人気で驚異的入山者数となっている。しかし
以降伸び悩み また通過型の観光という問題もあった。
 そして「ひこね21世紀創造プラン」「魅力ある観光都市づくりの推進」という彦根市総合発展計画を平成12年に策定。その後次々と イベント 観光施設の充実 町並みづくり 等と精力的ともいえる市の働きで都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」
「美しい日本の歴史的風土100選」「優秀観光地づくり賞 金賞」
平成19年には彦根城築城400年祭で「ひこにゃん」の愛称で知られるキャラクターを公募で誕生させる。結果 観光者数の増加と滞在時間延長につながり さらにこの400年祭実行委員会が「関西元気文化圏 特別賞」を受賞。これらの経済効果は充分に得られた。これらの成功は施策の体系(1.資源の保全と活用、整備  
2.イベントの充実 3.国際観光の振興)がゆるぎなく充実していることによるものだと確信する。
 さらに今後の課題として誘客対策の充実のため効果的な広告宣伝 広域観光の促進のために広域モデルルートの形成 大学との連携に取り組むなどの 一過性の人気による集客ではない姿勢が
今後の長久手町に大いに参考となる。
 長久手町には「リニモ」「モリコロパーク」といった財産があるので 負の財産ではなく 長期的活用の方法を施策していかなければならない。

② 兵庫県 豊岡市議会  平成23年8月18日(木)
  平成17年6つの市町が統合し市制施行の年に、人工飼育していたコウノトリ5羽を自然界に放鳥 現在43羽が豊岡などの空を舞っている。自然との共生を大切に市制がなされていることがうかがえる。そんななかで最も注目したい点は防災計画の理念。
「みんなの力で命と暮らしを守る」行政 地域 個人 それぞれ限界があると認識しながら災害対応で力を結集するという理念。
その骨格には 災害は必ずやってくる という災害リアリズム。
被害をゼロにすることが無理であっても、小さくはできるはずという減災の視点。地域の力を蓄える。この三つの考え方がある。
豊岡市が受けた過去の災害から学んだことが生かされている。
 地域防災計画の作成 ダイジェスト版を市民配布することで市民の役割 行政の役割を明確にして周知してもらうことや、職員には初動マニュアルを配布して意識向上につなげている。自主防災組織訓練支援も充実しているが 防災組織の加入率をみるとまだ今後の課題になるところである。また消防団員の平均年齢、充足率についても 長久手町と同じ悩みをかかえているようにみえた。豊岡市は兵庫県で2番目に広い面積を持ち 大きな川あり
山あり 海ありという長久手町とは比較できない 防災に関しては地形上の厳しさがあるので 視察によって得られた情報をすべて生かすことは難しい点はあるかもしれないが 何より大切なことは豊岡市の防災計画理念にある防災リアリズムである。早急に長久手町としても防災対策をとり 町民の意識を向上させることが望まれる。